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米国株のアナリスト予想、市場コンセンサスの確認方法

#市場動向

米国株のアナリスト予想、市場コンセンサスの確認方法

株価が割高かどうかは現在の業績ではなく将来の業績に基づいて考えるべきです。

しかし通常はよほどその企業の内部事情や業界データを所持していなければ予測を立てることは困難です。そのため参考情報として専門家による将来予測を活用し、市場における一般的な期待値としてアナリスト予想の数値が念頭に置かれます。

アナリスト予想の数値がどれだけ的を得ているかの判断は個々の投資家たちに委ねられますが、いずれにせよ市場の期待値を把握することは投資に有利に働くでしょう。

今回の記事では無料で公開されているアナリスト予想を確認する方法を紹介します。

無料で公開されているアナリスト予想

最も個人投資家の間で有名だろうYahoo FinanceZacksのアナリスト予想の確認方法を紹介します。

今回は例としてNVIDIA (NVDA)で確認してみます。

Yahoo Financeのアナリスト予想の見方

Yahoo Financeの画面

まずはYahoo FinanceでティッカーNVDAを検索し、銘柄の個別ページへ遷移します。

メニューから「Analysis」と書かれた項目を探し、さらに画面遷移します。

すると「Earnings Estimate」や「Revenue Estimate」といった項目が存在しています。これがアナリスト予想の項目です。

  • Earnings Estimate:EPSのアナリスト予想
  • Revenue Estimate:売上のアナリスト予想
項目内容
No. of Analysts予想したアナリストの数
Avg. Estimate予想値の平均
Low Estimate予想値の下限
High Estimate予想値の上限
Year Ago EPS前期のEPS

Zacksのアナリスト予想の見方

Zacksの画面

Yahoo Financeと同じくティッカーNVDAを検索し、銘柄の個別ページへ遷移します。

メニューから「Detailed Earnings Estimates」と書かれた項目を探し、さらに画面遷移します。

するとYahoo Financeと同じく「Earnings Estimate」や「Sales Estimate」といった項目が存在しています。これがアナリスト予想の項目です。

  • Earnings Estimate:EPSのアナリスト予想
  • Sales Estimate:売上のアナリスト予想
項目内容
Zacks Consensus Estimate予想値の平均
# of Estimates予想したアナリストの数
High Estimate予想値の上限
Low Estimate予想値の下限
Year ago EPS前期のEPS
Year over Year Growth Est.前期からの成長率

まとめ

アナリスト予想は市場コンセンサスとも呼ばれ、決算期にはその値をビート(beat)したとかミス(miss)したとかで表現され、株価が変動しやすくなります。

注意したいのはアナリスト予想は結局は専門家ではあっても個々のアナリストの予想に過ぎないこと、アナリスト予想を公開しているサービスによって集計対象としているアナリストが異なるため市場コンセンサス値自体にブレがあること、市場コンセンサスは予想値の平均を求めた値のため外れ値が混じっていればブレやすいことが挙げられます。

突き詰めると「信じるか信じないかはあなた次第」という、口を酸っぱくして言われる投資は自己責任に通じる絶対的ではない指標となります。とはいえ未来を見越して株価が適正かどうかの判断には用いやすいため、どんな値なのかを理解した上で使う分には奥深い指標になると思います。

過去の記事でこのアナリスト予想を用いて将来のPERを推定して現在ポジションを持つべきかどうかを推測しているので、良ければこちらも参照ください。