レビュー:VTAC Raze Belt
Viking Tactics (VTAC)製のベルト『Raze Belt』をレプマートにて購入したのでレビューします。
ファーストラインを構築するうえで大きくデューティベルトとリガーベルトに分類できますが、今回のRaze Beltはリガーベルトに分類されます。
リガーベルトの中にはインナーベルトを別売りしている製品も多いですがRaze Beltはインナーベルト付きとなります。ちなみにRazeとは壊滅という意味で、社名にあるようにヴァイキングが襲撃した村などを壊滅させるシーンをイメージしているようです。
Raze Beltは2種類ラインナップされています。ランヤードを取り付けるナイロンループが備えられているタイプと、ナイロンループの代わりにV字の金属リングとなったタイプです。今回購入したのは前者のナイロンループのタイプです。金属リングのタイプでは背部のループは取り除かれているという違いがあります。
日本においては徒歩のみのサバゲーで用いることが前提となるため問題にならないはずですが注意点があります。本ベルトは過重負荷を前提としていないことがVTACにて明示されているため、ヘリ降下など本格的なリテンションランヤードの使用が想定される場合は念のため使用を避けた方が良いかもしれません。(耐荷重のランヤード用ループを設けているので人体を超える異常な荷重に対する記載だとは思いますが)
VTAC Raze Beltの外観レビュー
リガーベルト本体
Raze BeltのバックルはAustrialpin製のコブラバックルを採用しています。
サバゲー用途では明らかにオーバースペックですが、実物を求める沼の所有欲を満たしてくれる最高品質のバックルですね。金属バックルなのでBB弾を被弾してももちろん割れることはありません。
VTACのロゴとナイロンループが存在を主張しています。
背面にはもう1つのランヤード用のナイロンループが備え付けられています。全体的にMOLLEウェビングが用意されています。
内側はインナーベルトと接着するためのベルクロがあります。
おまけ
せっかくのコブラバックルなので、コブラっぽく撮った写真です。かわいい。
インナーベルト
シンプルなインナーベルトで特筆すべき点はありません。
使用感
今回写真は用意していませんが、Safariland製のマグポーチなど問題なく取り付けることができました。
インナーベルトともしっかりと接着されるので激しく動いてもズレることはないでしょう。サバゲーに持ち込むのが楽しみになりました。
サイズ調整分のベルトが余るという不満点
サイズ調整の部分でRaze Beltには少し不満があります。バックルの右手側の部分でベルクロを用いてサイズ調整を行うのですが、サイズの下限に近い体型の場合はかなりベルクロ部分が余ってしまいます。右利きの場合はホルスター位置によっては干渉するかもしれません。左利きの場合はマガジンポーチなど取り付けに支障が出てきます。(私は左利きなので支障が出ています)
VTACとして製品紹介ビデオにて調整用のベルクロは3つに分けて取り付けているから不要な部分は切り取ることを提案しているので、勿体ない精神がなければ改善仕様がある不満点ではありますが、ありのままの状態では上述したように問題があります。
この余ったベルト問題は例えばHaley Strategic製のD3ベルトでは内側に貼り付けられるように設計して解消しているので、改善点として取り込んで欲しいところではあります。
解決法
- 余った部分を切り取る(VTAC推奨)
- ベルトキーパーなどでまとめる