腎臓移植が全米3位の病院、TransMedics製品の導入を評価
TransMedics (TMDX) に対して有利となるプレスを紹介します。
2021年3月10日にTampa General Hospital(タンパ総合病院)から発表されたプレスリリースで、本病院が移植分野で全米で6番目に患者の集中する医療機関へと昇格し、特に腎臓移植では全米3位を記録しました。
タンパ総合病院はアメリカのフロリダ州に位置する学術医療センターで、8,000人の医療従事者が在籍しており、アメリカ国内有数の臓器移植センターとしての地位があります。(Wikipedia参照)
さて、プレスによれば2020年にタンパ総合病院では611件の固形臓器移植が行われています。この記録は同病院の歴史上最大の記録で、以前の最高記録は2019年の584件でした。2年連続の更新となります。
以下、2020年のサマリーです。
- 腎臓:全米3位。368件の腎臓移植、12件の腎臓・脾臓移植
- 肝臓:全米10位。152件
- 心臓:全米25位。44件
- 肺:全米27位。34件
タンパ総合病院はこの記録の達成について、Organ Care System(OCS)という新技術の採用などが背景にあると説明しています。OCSは言うまでもなく TransMedicsの製品です。従来の冷凍保存の臓器ではなく、常温保存され機能を維持したままの臓器を患者へと提供できる点で画期的です。臓器の保存期間が向上することで、これまで移植のために回収できなかった地域から臓器を回収できるようになったと伝えられています。