レビュー:HWZ GEISSELEタイプ スコープマウント
HWZ製のスコープマウント『HWZ GEISSELE タイプ 30 ミリメートル / 25 ミリメートル スコープマウント』をAmazonにてHAOWENZHENより購入したのでレビューします。
これはアメリカの銃器メーカーであるGEISSELEのマウントであるSuper Precisionシリーズのレプリカとなります。
簡素な段ボールにマウント本体とねじ止め用のレンチ、ねじ、リング内径を調整するインサートが装着された状態で入っていました。
実物とのカラー展開、価格の違い
HWZのカラーラインナップとしてはブラック、ブラウングリーン、ダークアース、サンドゴールドと4色が展開されているのですが、GEISSELEの公式ページを見る限りはブラックとデザートダートの2色のみが展開されているのでブラウングリーン、ダークアースはHWZのオリジナルだと思います。
今回購入したのはダークアースなので、レプリカオリジナルのカラーですね。
GEISSELEは記事執筆時点で325ドル(約44,000円)で販売しているのに対して、HWZ製の本品は約2,700円で購入したので実物の約6%程度の価格ということになります。なので今回は6%に出費を抑えて得られる満足度かどうかを重視してみます。
HWZ GEISSELEタイプの外観レビュー
肉抜きや背びれのような支柱など GEISSELEの実物の形状をよく再現しているのが分かります。支柱部分の傾斜具合や刻印の印字部分や印字内容はやや実物とは異なりますが雰囲気としてはレプリカだと念頭に置けば十分満足できるレベルです。
2021年頃のレビューを見るとボルト部分に「G」の刻印がないと書かれたものがありましたが、モデルチェンジしたのか私が購入した物には刻印がありました。
マウントの高さはレールのトップ面からマウントリングの中心まで約3.7cm。実物の方は保有していないためどの程度の差かは不明。
重量はカタログスペックでは155gとなっていましたが実測ではインサート込みで154g、インサートなしで146gとなっていました。
印字はかなり拡大すると粗さがありますが、大抵は気にならないでしょう。
マウントリングは前後共にややズレがあります。刻印部分が上下とも右側に来るのが正しいですが、写真では左右逆となっています。左右を正してみましたがやはりほんの少しだけズレがあるのは変わらず、ここはレプリカだからと諦めるポイントかもしれませんね。
とはいえ私自身はこの程度のズレは気にならないですね。
ピカティニーレールへの固定部付近はやや造りが荒くなっており歪みが見て取れました。実際の取り付けを試した際には問題なく装着できましたが、一度気になり始めるとずっと気になる類のもので持ち主だけには目につくかもしれません。
マウントリング本体の内側は指でなぞった感触では特にバリを感じず、そのままスコープを載せても問題なさそうです。インサートはややバリを感じたため、締め付けの強さによってはバリ部分がすこし筒に食い込んでしまうかもしれません。
スコープを取り付けてみる
Vector OpticsのS6を取り付けてみました。
しっかりスコープがホールドされる程度に絞めこんでみましたが、マウントリングは前後左右のいずれも1~2mm程度の隙間ができてしまいます。
スコープ自体が安価なVector Optics製のものを使用しているためスコープ側にも原因があるかもしれませんが、やはりズレが気になるので観賞用途ではオススメはできません。サバゲーでの運用では問題なくホールドできるだろう安定感なのでオススメできます。
レプリカ品質という点を念頭に考えれば、約2,700円でガイズリータイプのスコープマウントが手に入る本商品は良い選択肢なのではないでしょうか。私は購入して満足しています。
個人的にはブラックのスコープにブラックのマウントも良いと思いますが、ブラックにダークアースでちょっと演出を加えるのがおすすめです。