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マネックス証券の不満点、資金が見えにく過ぎる

#債券

マネックス証券の不満点、資金が見えにく過ぎる

マネックス証券の不満点

私は米国を中心とした株式投資を行っており、以前はSBI証券を利用していました。しかしコロナ禍に伴う相場環境の激変に伴い、マネックス証券に切り替えました。

当初は期待に胸を膨らませていましたが現在ではマネックス証券に対する不満が募り、すべての投資商品をSBI証券に移管してマネックス証券の利用をやめることを決断しました。

マネックス証券はマイナーな米国株も売買可能なラインナップの豊富さがメリットでしたが、それを補って余りあるデメリットが我慢できなくなったためです。

サイトの使いづらさ情報の見つけづらさ

資金情報の分散管理

現在の口座に入っている資金を確認しようとした際、国内株と外国株といった商品別と思われる分類タブでそれぞれの情報が確認できます。直感的には国内株タブでは円が管理されていて外国株タブではドルが確認出来るのかと思いますが、実際には両方で独立して円とドルが管理されています。つまり4か所に資金の情報が分散しているのです。SBI証券で言えば円貨建て口座ページでは円、外貨建て口座ページでは円以外の外貨の情報がまとめて表示されます。

情報の見つけづらさはこの他にも何をするにも付きまとい、SBI証券など他社と違ってヘルプページで行いたい操作をいちいち調べなければならず全く直感的ではありませんでした。サービスとして統一されることなく増築を繰り返していったような印象を受けました。

資金移動の遅さとメンテナンスの影響

資金移動の遅延

前述したように、ドルが総合取引口座と外国株取引口座で別々に管理されているため、米国株を購入しようと思っても、総合取引口座から資金移動をしなければなりません。同一会社内のサービスであるにもかかわらず、両者間の資金移動は即時では行われず、タイミングによっては日をまたぐ必要があるため、すぐに行動しようとしてもタイミングを逃すことがあります。どの証券口座を使用していても、資金移動には数日の時間差がかかることは一般的ですが、マネックス証券は特に遅いと感じました。

また、米国株に関するサービスは週末には大抵メンテナンス中でログインすらできません。平日も日中にメンテナンスが設定されているため、口座の状況を確認することに支障をきたします。前述したように資金移動に時間がかかるため、前もって移動しようとしても、メンテナンス中のために資金移動の予約を入れることもできず、ストレスがたまります。

実際には使用できない買付可能額の表記

最も不満だった点は米国債券を売却した際に遭遇した、口座情報ページにより記載の異なる買付可能額の差異です。

マネックス証券のヘルプページには外国債券を満期前に中途売却した際「約定日の19時以降に売却代金は買付可能額に反映」との記載があります。

実際に約定日の19時以降に売却代金が保有残高ページの外貨お預かり金として表示されるようになったのですが、外貨建てMMFなど別商品の購入に使用しようとすると表示されていた金額はなかったことになり数日間使用できない状態となっていました。『「外貨お預り金」は、同通貨建ての債券、外貨建てMMFのご購入にお使いいただけます。』との表記が明記されているため、使用できないといけないはずです。

このような金融サービスであるにも関わらず信用がおけない不備がマネックス証券ではいたるところで感じるため、私はマネックス証券の利用をやめることにしました。